WordPressで、投稿ページでブログを書きつつ、セールスページのみLPとする構成はよく見られますね。
LPとは、基本的には1カラム、縦長であるページを指します。
ただそのLP、WordPress既存のテーマにLPのページタイプが含まれる場合でも
管理画面上では柔軟に制作することは難しく、文字と画像の単純な羅列となってしまうことがしばしば。
それ以上の凝ったデザインにしようとすると、カスタムフィールドを利用しなくてはならなくなったり、コーディングが必要になってきたり
あるいはやむなくサブドメインで、新規ページと紐付けたりする場合もあるかと思います。
そこで今回、WordPress管理画面から直感的に編集が可能となる
Gutenberg対応テーマ「LIQUID LP」をご紹介します。
ランディングページ(LP)用WordPressテンプレート | LIQUID PRESS
LIQUID LPは、実際のデザインを直接確認しながら
見たままの形でページを編集できる「ブロックエディタ(≒ Gutenberg)」に対応。
現段階で、LPに特化したテーマでGutenberg対応しているのは
国内では「LIQUID LP」のみです。
(2019年11月11日現在)
有料テーマではありますが、9,900円(税別)で買い切り
かつ商用利用可能な100%GPLライセンス。
一度購入すれば、他サイトにも好きな数だけ設置できます。(設置数等制限なし)
そんなWordPressテーマのLIQUID LP。
今回はそもそもの「Gutenberg」について簡単にご説明したうえで、LIQUID LPのテーマ紹介をいたします。
※ WordPressでなくても、スピーディーにLPを作れるなら良いという方は
【2019年版】ランディングページ(LP)作成ツール3選!ノンデザイナーでもオシャレに
↑こちらの記事をお読みください。
目次
GutenbergはWordPress標準機能であり、今後は当然の仕様になる
Gutenbergとは、WordPressのページにおいても
JimdoやWixなどの他のwebサイトビルダーのように、直感的にページを見たままの状態で編集できる
「ブロックエディタ」を最大の特徴とするプロジェクトのことを指します。
かつてはWordPressでは、同様のことを実現することは難しく
「カスタムフィールド」という機能を利用して
極力、似たつくりとする試みが多かったように思います。
そしてこのGutenbergは、WordPress5.0系からは標準機能となっており
かつてのエディタは「Classic Editor」というプラグインで一時的に対応となっています。
しかし、2021年ころにはClassic Editorは対応終了が想定されています。
つまり、今後はGutenbergを利用してのWordPress制作と更新が「当たり前」となってくるのです。
LIQUID LPはWordPress公式テーマ。安心のクオリティ
LIQUID LPは、WordPress公式有料サポートテーマに登録されています。
WordPress公式テーマとして登録されるには、数々の基準をクリアせねばならず、WordPressからのダメ出しがゼロになるまで何度も何度もチェックと申請を繰り返さねばなりません。
そうして、WordPress基準で認められたテーマが、WordPress公式テーマなのです。
WordPress公式テーマと認められるまでの大変さは、↓のスライドが参考になります。
WordPress公式テーマとしてのメリットを具体的に挙げると
• バックドアなど、危険なコードが含まれていない(セキュリティ的に安全な実装がされている)
• プラグインとの干渉が起こりにくい構成となっている
• 制作者の身元がWordPress運営に登録されている
という点がWordPress公式テーマとしての利点です。
LIQUID LPは「Colorful」でのLP制作に挫折した人にもぜひ使ってみてほしいWordPressテーマ
以前、私自身も「Colorful」というLP専用のWordPressテーマを購入、利用してみたことがありました。
しかし、Colorfulはクラシックエディタ内でショートコードを乱用する方法となっていて
とても「直感的」とは程遠いもの。
「こんなことをしたい」と思っても、その都度動画をみて操作方法を確認せねばならず
直感的とは言えない操作方法でした。
Colorfulのレビューをしている記事を、よく読んでみてください。すべてアフィリエイトブログだと思います。
実際に利用してLPを制作し、その感想を書いていると思われる記事はあまりなく、
少し触った程度でアフィリエイト目的の記事が書かれているものがほとんどです。
残念ながら、Colorfulは学習コストが高いうえに、デザイン性のあるLPを作るのは難しいというのが印象です。
しかし、Gutenberg(ブロックエディタ)に対応しているLIQUID LPなら、公開する画面をそのまま見ながら直感的に操作をすることが可能です。
LIQUID LPは100%GPLライセンスで設置数制限はなし、商用利用も可能
GPLライセンスとは、基本的には「制約なしに、自己責任のもと、自由に改変してよいソフトウェア・ライセンス」の一形態を指します。
具体的には以下の引用を参照してください。
いかなる制約なし、というのは言葉通りにいかなる制約を設けない、というわけで、用途の制限などが出来ないということです。いくつか例を上げてみます。
• 公序良俗に反するサイトでの利用禁止
• 再配布には作者の許可もしくは事前連絡が必要
• そのまま再配布した場合には使用料を科す
このような大きな制約はもちろん、
• テーマ配布サイトでテーマの利用禁止
といった細かいものでも GPL ライセンス内の「制約」とみなされ、利用規約内等にこれらを組み込むことは出来ません。このような制約なしに、4つの自由を認めているからこそ、GPL ライセンス = 自由なライセンス ということを守ることが出来るわけです。
[保存版] WordPress テーマのライセンス、GPL のおはなし – ミルログ
そして、LIQUID LPのページには
GPL(商用利用可、著作権表示削除可、設置数等制限なし)
とあります。いわゆる、100%GPLライセンスであり、設置数制限がなく、商用利用も可能なのです。
サンプルページをテンプレートとして、爆速でLPを作成することが可能
LIQUID LPには、3つのタイプのサンプルページが含まれています。
ランディングページ(LP)用WordPressテンプレート | LIQUID PRESS
この3つのスターターページをテンプレートとして利用することで
テキスト内容や写真を変更するだけでも、十分にLPとして機能させることができます。
さらにGutenbergブロックテンプレート「LIQUID BLOCKS」を組み合わせれば最強
これだけでも十分に魅力的なWordPressテーマのLIQUID LPですが
さらに「LIQUID BLOCKS」という無料のプラグインと組み合わせれば、最強ともいえるテーマへと進化します。
(WordPress公式プラグイン)
上の動画のとおり、ブロックテンプレートとは豊富な種類のブロックを、テンプレート化してあるもの。
あらかじめテンプレートとして「パーツ化」されたブロックを、Gutenbergによって好きなように配置できます。
今回のLIQUID LPとの相性も抜群なのですが、このLIQUID BLOCKSは
Gutenbergに対応しているテーマであれば、どのテーマについても利用することができます。
ぜひ、インストールしてみてください。
無料!Gutenbergブロックテンプレートプラグイン | LIQUID PRESS
LIQUIDは、WordPressで爆速でLPを作りたいときにオススメのテーマ
いかがでしたでしょうか。
LIQUID LPを使えば、WordPress上で直感的にLPを制作することが可能です。
操作イメージとしては、WixやJimdoに近いものではないでしょうか。
ぜひ、WordPress上でもスピーディーなLP制作を実現してください。
ランディングページ(LP)用WordPressテンプレート | LIQUID PRESS
※ 本記事はアフィリエイト記事、また有料広告記事ではありません。あくまで私個人によるテーマ評価です。
WordPressにこだわりがない方なら、Strikingly等のLP制作ツールがおすすめ
WordPressでLPを制作したい、という方ならLIQUID LPがおすすめなのですが
• WordPressへのこだわりがない
• WordPressインストール作業も省略し、よりスピーディーに作りたい
• より高いデザイン性を、もっと自動調整のような形で実現してほしい
• 現在独自ドメインで運用しているWordPressや他CMSに、サブドメインの形でLPを紐付けできれば十分
という方には、他LP制作ツールによるLPの作成がおすすめです。
数あるLP制作ツールの中でも、特に高いデザイン性を誇る「Strikingly」によるLP制作がおすすめ。
こちら↓の記事にて、Strikinglyによる制作事例をまとめています。
ぜひ、参考に読んでみてください。
小川逸朗 says
カラフルを買ってみて使ってみましたが、同じことで挫折中でした。何かLP作成にいいものがないかを探していました。
wizard says
> 小川様
コメントをありがとうございます。
実は私もColorfulを購入してLPを制作しようとした経験がありまして…!ショートコードを多用する方法が合わず、結局LPは1つも作れずでした。今となっては結果的に時間の節約になったと考えています。
本記事でご紹介したLiquid LPはLP制作のみに特化、必要最小限の機能でLP制作をサポートするテーマです。制作にあまり迷うことがないのでおすすめですが、LP以外のページは作ることが難しいという点もあります。
他に、通常コーポレートサイトも作れるような汎用テーマでも、Gutenbergの機能を使いこなせばコードを書かずにWordPress管理画面からだけでLPを作ることも可能です。
特に以下の2つがおすすめです。
Snow Monkeyは本当に何でもできるテーマという印象で、お客様のサイト制作にも利用しています。
現在の既存テーマはそのまま、しかし別ページにLPを異なるデザインで設置したいという場合には、ページビルダープラグインでのLP制作がお勧めです。
ページビルダープラグインは動作が重たくなってしまうことがよく問題視されますが、海外製のElementorは比較的機敏に動作する印象があります。(ただしサーバースペックにもよります)
Elementor: #1 Free WordPress Page Builder | Elementor.com
スピードでいえば、本文最後にご紹介したStrikinglyをサブドメインで接続する方法が最速でしょうか…。こちらは独自ドメインと接続するために月額料金がかかってしまうのが若干ネックですね。
以上、WordPress × LP制作について長くなってしまいましたが、ご参考にしていただけますと幸いです(^^)