商品やサービスのことを1ページ完結型でダイレクトに訴求し、そのページ内で申し込みや購入を得る。
それが「ランディングページ」です。
(LP・縦長LP・シングルページとも言います)
訪問者を離脱させず説得していくことで、直接コンバージョンを獲得できます。
改善は必要ですが、一般的なサイトやブログほどには更新の必要もなく、制作の手間もかかりません。
リソースの少ない個人事業主の方や、少ないメンバーで事業をやっていく際にも非常に有用なツールです。
- セミナー告知や時期限定のキャンペーンページとして
- スタートアップや新製品のティザーサイトとして
- 店舗やレストランのHPとして
さまざまな形で、ランディングページが活用されています。
「省エネルギーで直接売上を立てることができる」
そんなランディングページを、まだ持ってないという方…
もったいないです!
「今すぐ」ご作成することをおすすめします。
今回は、コーディングなし・Webの知識不要。「最短10分」でかんたんに制作できる
ランディングページ(LP)作成ツールを3つだけに絞り、ご紹介させていただきます。
目次
① ダントツのデザイン性と直感操作!海外発LP作成ツール “strikingly”
画像引用元: ウェブサイト制作 – 無料のウェブサイトビルダー | Strikingly
直感的な操作が可能で、かつデザイナー顔負けのLPを作ることができます。
個人的には、スピード感をもってLP制作をする必要がある場合には、“strikingly” 一択です。
ランディングページを作るための必要最低限の機能しか入っていないため
作成するときに、迷わず一気通貫でLPを制作することができます。
無料HP作成ツールとしてはサイト制作のJimdoやWixも有名です。
しかし、それらは多機能すぎて、LPを制作するのに不要な機能まで含まれています。
そのため、制作・完成スピードが遅くなってしまいがちです。
LP作成に最低限の機能だけ。「かんたん、スピーディー、シンプル」の3拍子
Strikinglyで特筆すべきは
「いかに簡単に、すばやく、シンプルに」
LPを作ることができるか、という点にこだわり抜いていること。
具体的なポイントとしては
- 管理ページの動作が軽い(特にWixは重すぎ)
- モバイルアプリがあり、スマートフォンからLPの制作/改善ができる。
そのためPC操作に慣れていない方でも編集が可能 - PCから、デバイス種類ごとのモバイルプレビューが可能
- 写真がunsplashのライブラリと連携されており、シームレスに素材を検索、埋め込むことができる
- アイコン画像もフラットデザイン等、使えるアイコン素材が既に含まれている
- カート機能搭載、paypalおよびstripeと連携しており、LP内に決済機能をもたせることが可能
(特にクレジットカード決済のstripeは、シンプルなUIでカゴ落ちも少なく、決済機能として非常に優秀)
上記のように、デザインフェーズと制作フェーズを切り離さずに
すぐさま制作に取り掛かれる機能が魅力的です。
Strikinglyは日本上陸時から、シンプルさ・そしてデザイン面を打ち出していました。
そして2018年、ver4にアップデート以降は魅力的なテンプレートデザインが増え、デザイン面がさらに強化されています。
特にスマートフォンから見たときの綺麗さは、他のLP制作ツールから群を抜いて美しいです。
もちろん、レスポンシブ対応しています。
以前は管理画面含めて、すべて英語のみの表記でしたが
現在では管理画面はすべて、日本語対応が完了しています。
(公式ヘルプページの一部は英語のまま)
無料でほぼ全てのパーツを使え、デザインを組み立てられる
テンプレートの種類は約40種類と、それほど多くはありません。
画像引用元: ウェブサイト制作 – 無料のウェブサイトビルダー | Strikingly
しかし、ほとんどの機能を無料で使うことができます。
選んだテンプレートを自分好みにカスタマイズすることが可能。
月額$20程度のstrikingly有料プランにするメリットとしては
- ページ下部に表示されるstrikinglyの広告非表示
- スマートフォンでの固定アクションボタン表示
- カート機能で2点目以上を追加したい場合(1点なら無料で利用可能です)
- HTMLコードを独自に追加させる
- 独自ドメインを連携させる(サブドメインとして設定も可能)
このあたりがメリットになると思います。
逆に、無料でもページを構成するパーツとしてはほぼ「全て」のパーツを使うことができます。
無料プランのままでも、十分デザイン性の高いLPを作ることが可能です。
参考: Strikinglyで作成したLPを既存URLのサブドメインとして公開する設定方法は↓こちら。
strikinglyをサブドメインで運用するためのDNSレコード設定方法
既にサイトをお持ちの方でも、サブドメイン運用することで
Strikinglyによる直感的なLP制作の恩恵を受けることができます。
Strikinglyを使って作成したLP事例5点のまとめ記事
下の記事で、Strikinglyによって実際に制作されたLPを6つ紹介しています。
デザイン・機能についてのコメントを付記しました。
Strikinglyの無料プランでできること、有料プランでできることについても
ざっくりと知ることができます。
Strikinglyで「素早く、いい感じ」のデザインを実装することで
制作者は「コンテンツ」の中身、内容や打ち出し方などに集中して時間を使うことができます。
Strikinglyによる直感的・かんたんなLP制作。
スピード感をもってビジネスを進めたい方にとって、非常に強力な販促・集客・ブランディングツールになることは間違いありません。
② シンプルなLPを「最速で」作りたいなら “ペライチ”
LPに特化したツールで最も有名なのは恐らく、国産LP制作ツール「ペライチ」でしょう。
画像引用元: 無料ホームページ制作・作成なら作り方かんたんなペライチ
最短「10分で」ランディングページを作って公開できる
ペライチで特に評価できるのは、公開までの「スピード」です。
公式では「最短10分」と言っていますが、さすがに10分での作成は無理でも
実際、30分もあればLPを作成、公開まですることができます。
ノンデザイナー/ノンプログラマーの方でも、30分で完成したとのこと。
凄く簡単!ペライチの使い方【30分でホームページ作成しちゃった】 | Wantedly Tools Blog
弊社でも「初めて」ペライチで作成してみたLPは、1時間程度で完成、公開させることができました。
このスピード感は、ペライチのデザインに対する
ある程度の「割り切り」がなせる業です。
ペライチはstrikinglyほどデザイン面へのこだわりは強く出すことができません。
その反面、非常にシンプルなLPを作成することができるのです。
文章さえ、ある程度完成しているならば
「伝える」には十分なランディングページを作成することが可能。
そのため、ペライチは
- コーポレート(会社)のシングルページ
- セミナー / スクール開催のキャンペーンページ
として利用されることが多いようです。
無料LP作成ツールとしては、SEOがやや強い
今のところペライチがペライチで作成したWEBページでSEOの成果が出ている理由は2つあると考えています。
* 利用者の質が高い
* ドメイン(peraichi.com)の評価が高い
ペライチで作るホームページはSEOに強いのか弱いのか? | WEBマスターの手帳
上記の2つの理由を支える要素としては
- スパム利用をしているサイトが少ないこと
- ペライチが日本初のLP制作ツールであるため、ペライチによって作られているLPが日本語であり、国内でのドメイン評価が高いこと
- ペライチで付与されるドメインが「サブディレクトリ型」であること
などが挙げられるでしょう。
SEO比較:ペライチはサブディレクトリ型だから、サブドメイン型であるstrikinglyよりも検索結果が上になりやすい(とされている)。
ペライチstrikinglyはアフィリエイトできる?他もろもろ徹底比較
ペライチのデメリット① : 問い合わせフォーム利用には月額980円かかる
strikinglyでは、無料でほとんどの機能を利用できました。
しかし、ペライチでは無料版ではかなり機能が限定されてしまいます。
致命的なのが、問い合わせフォームを設置・利用したい場合には980円かかるということ。
キャンペーン用などのランディングページでは、問い合わせフォームを置くことは必須。
ペライチは実質、月額980円かかるもの。と認識しておいたほうが良さそうです。
なお、この月額980円プランの中には独自ドメイン連携機能も含まれます。
この問い合わせフォーム、独自ドメインに加え
- 独自HTMLを追加
- ペライチフッター広告の非表示
これらを行いたい場合には、月額1,980円のプランに入る必要があります。
ペライチのデメリット② : デザインがいまいち。怪しいLPになりがち
テンプレート感が出てしまい、「怪しい」デザインになりがち
ペライチはシンプルなデザインがウリのLP制作ツール。
反面、デザイン性はある程度犠牲になってしまいます。
どうしても「テンプレート感」が出てしまうのが
ペライチを利用するうえでは、仕方のない点でしょう。
特にセミナーLPを作る場合などでは、印象がちょっと怪しくなりがち…?
フォントやタイポグラフィでの自由度の少なさが一因かもしれません。
活用事例のなかには、テンプレートを活かしているデザイン性の高いLPも
しかし、活用事例の中では限られたデザイン制約のなかでも
うまくテンプレートを活用しているサイトも見られます。
ぜひ、覗いてみてください。
写真引用元: 活用事例 | ペライチ
デメリットを差し引いてもLP作成・公開の「スピード」はピカイチ
ペライチはたしかに
- 有料であること
- デザインがイマイチであること
がデメリットではありますが
これらを差し引いても
「シンプルさ」「公開までのスピード」は魅力的です。
「とにかくサクッと作ってサクッと公開したい!」
という方にはおすすめのLP作成ツールです。
③ 制作から分析・改善まで一元管理。マーケター向けLP作成ツール “Instapage”
画像引用元: Instapage – The Most Powerful Landing Page Software for Teams
Instapageは、コード不要でオシャレなLPが作れて
かつ「コンバージョンが最大化されるマーケティングツール」が標準で搭載されているLP作成ツールです。
画像引用元: Instapage – The Most Powerful Landing Page Software for Teams
マーケターにとって最高に使いやすいLP作成ツール
Instapageは、マーケターにとって非常に使いやすいLP作成ツールであるといえます。
Instapageですが、何が出来るのかというと、以下の機能が揃っているLP作成プラットフォームです。
- 豊富なテンプレートをベースにWYSIWYGで簡単にLPが作成出来る
- PC/モバイルそれぞれのレイアウトを簡単に設定可能
- コラボレーション機能により、複数メンバーでの編集・コミュニケーションが可能。
- 独自ドメインはもちろん、WordPressやFacebookページにページを出力することも可能
- アクセス解析、コンバージョン数の計測が可能
- 情報登録用のフォームが設置出来、登録された情報を管理画面上で管理出来る
- LPはキャンペーン単位で管理が出来、A/Bテストも出来る(プランによります)
- 各種外部サービスとの連携機能(Salesforce、Marketo等)
マーケター必見!3分でLPを作って公開出来るInstapageが高機能すぎる – PORTFOLIO by amanaimages [ポートフォリオ]
LP制作ツール內でA/Bテストの実装まで完結できる
Instapage最大の特徴は、LP制作ツール内でA/Bテストの実装まで完結できること。
A/Bテストを行いページを最適化していくことにより
訪問者に対するコンバージョンを最大化させることができます。
画像引用元: Instapage – The Most Powerful Landing Page Software for Teams
LP改善に必須の「ヒートマップ」機能を標準装備
Instapageには、ヒートマップ機能が搭載されています。
LP改善の際には、「ページ内のどこで離脱されたか、どこを重点的に見てもらえたか」などの
ページ内分析を行うことが重要。
そしてページ内分析には、通常の分析ダッシュボードとは別に「ヒートマップ」形式での分析が必要です。
まさしく「マーケターが1人でLPを作成し、PDCAを回していく」
という使い方に最適なツールといえるでしょう。
Instapageのデメリット① : 料金が高額
Instapage最大のデメリットは「導入料金が高額である」ということ。
Instapage最大の特徴である「A/Bテスト」を使おうと思うと
最低でも月額$55支払う必要があります。
(プロフェショナルプラン)
そして年額を一括なので、導入には$660かかります。
日本円にすると約66,000円ほどを支払う必要があります。
参考: instapageの価格: インスタページ導入編: インスタページ徹底解説
ペライチやstrikinglyの有料プランが1,000円~2,000円(月額)であることを考えると、少々お高め。
これでA/Bテストが出来ると考えると、むしろお得な印象もあります。
Instapageのデメリット② : メニューが日本語に対応していない
Instapageは海外製のLPツールとなるため、メニューやヘルプを含め英語となっています。
直感的な操作が可能なため、利用登録やLPを制作する際には不便はないでしょう。
しかし、サービスを解約したいときに面倒があるようです。(下記リンク参照)
ランディングページ作りなら『Instapage』がネットで好評。で、作ってみた。その後の解約方法は?? | 企業動画なら埼玉の映像制作会社Y-WAVE(ユーウエイブ)
Instapageのデメリット③ : 公開LPに吐き出されるコードがぐちゃぐちゃのため、SEO的にはNG
自分でコードを見たわけではないのですが、ネット上の情報を見ていると
公開LPに吐き出されるコードが綺麗なコーディングとなっていないようです。
そのため、SEOの観点からはあまり良い評価とはならないでしょう。
SEO流入を見込みたいという場合には、Instapageの使用を避けたほうが良さそうです。
スピード感のあるLP改善により、コンバージョン最大化を狙うマーケターにはおすすめ
しかし、上記3つのデメリットを補って余りあるのはマーケティングツールによるコンバージョン最大化。
記述されるコードが綺麗でないことから、SEOとしてはあまり良い評価は得られないかもしれません。
しかし、広告流入をメインとするLP運用を行う場合には、Instapageは強力な武器となるでしょう。
スピード感をもってLPを改善していくことで、早期にコンバージョン最大化を狙うことができます。
「スピーディーに、LP改善のPDCAを回していきたい」
といった、マーケティングによる効果の最大化にこだわる人にオススメなツールです。
Instapage – The Most Powerful Landing Page Software for Teams
目的に沿ったLPツールを使用して、スピーディーな作成を!
ノンデザイナー/ノンプログラマーでも作成可能な、3つのLP作成ツールをご紹介させていただきました。
どのツールが一番、ということはありません。
自分の目的や使い方に合ったLP作成ツールを利用し、効率的なLP制作をしていきましょう!
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