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Concrete5を「エラーなく」インストールする方法【エックスサーバー】

By Wizard-Nakata 投稿日: 2019年10月17日 最終更新: 2020年11月8日

Nakata
Nakata
Concrete5やWordpress等のCMSを用いたwebサイト制作をしております、MK Wizardの中田です。

Concrete5という、JimdoやWixに代表されるような「ドラッグ&ドロップ」で直感的な操作が可能なCMSがございます。(WYSIWIG)

JImdoやWix等と異なり、オープンソースのCMSであるため、ホスティングサーバーも自分のものを選択することができ、幅広い設定や運用が可能。

WordPressのような無機質なエディタ画面ではないため(最近はGutenberg対応されて変化しつつありますが)
クライアント様自身に楽しみながら触っていただけ、更新・運用していただける点に特徴があります。

ただしこのConcrete5、CMSのインストール時にエラーとなることが多く
特にあまりweb制作になじみのない方にとっては、インストール作業が大きな関門となっていることがあります。

concrete5をインストール

そこで今回、Concrete5を「エラーなく」インストールする方法をご紹介いたします。
インストール先はエックスサーバーとしてご説明。

Nakata
Nakata
エックスサーバーを選定したのは、Concrete5の動作確認サーバーでありかつ、サーバーキャッシュ+PHPプログラム高速化の「Xアクセラレータver.2」による管理画面を含めての高速なレスポンスを確認できたためです。

WordPressなら大抵のレンタルサーバーは対応していますが、concrete5となるとサーバーによっては作動しない可能性もあります。

concrete5に対応した国内レンタルサーバー一覧 | Cloud 9 Works

以下、コマンドラインが必要となる箇所もありますが、コマンドラインを使わずPHPスクリプトにて実行を行う方法の記載もあります。
Concrete5インストール作業のご参考にしていただきますと幸いです。

目次

  • Concrete5はファイル数が多く、解凍後にFTP経由でアップロードするとエラーが発生することが多い
  • エックスサーバー管理画面でSSH接続用の秘密鍵/公開鍵を作成する
  • エックスサーバーでは、XアクセラレータVer.2をONにして高速化を行う
  • 秘密鍵のパーミッションを600に設定し、SSH接続
  • 最新版Concrete5をzipファイルのままサーバーへアップロード
  • SSH接続から、unzipコマンドでサーバー上で解凍する
  • concrete5フォルダ中身を該当ドメインのルートディレクトリへ

Concrete5はファイル数が多く、解凍後にFTP経由でアップロードするとエラーが発生することが多い

本来は、concrete5 simple downloaderというPHPファイルアップロードプログラムがあり、このPHPファイルをサーバー上へアップロードしブラウザでファイルへアクセスすると、Concrete5ファイルが自動的にダウンロード・展開されるようになっています。

動作確認済みのレンタルホストサーバー
ロリポップ
heteml
CPI
さくらのレンタルサーバ スタンダード
Windows Azure Website
ファーストサーバー Zenlogic

Simple Downloader の紹介 :: concrete5 Japan 日本語公式サイト

上記のレンタルサーバーをご利用であれば、concrete5 simple downloaderを利用するのが1番の近道でしょう。

また、ConoHa VPSというVPSにおいては、ワンクリックでConcrete5のアプリケーションイメージをインストール可能です。

Conoha VPSを利用してConcrete5をインストールした流れ

ただし、ConoHa VPSはセキュリティー対策を含めたサーバー設定が必要になるため、サーバー関連の知識がない方はご利用を控えた方が良いかと思います。

さて、今回のエックスサーバーではこのconcrete5 simple downloaderが動作しません。

その場合には、FTPクライアントを用いて、解凍後のConcrete5ファイル一式をサーバーへアップロードするという方法が取られるのですが
前述のとおり、Concrete5はファイル数が膨大なため、いくつかのファイルが正しくアップロードされずインストール時にエラーが発生する、という状況にしばしば陥ります。

permission denied error

Nakata
Nakata
僕もかつて、エラーなくインストールできるようになるまで、FTP経由でアップロードを繰り返す…という作業を行っておりました。

なお、FTPで解凍後のConcrete5一式をアップロードしようと思うと、10~20分程度かかる印象。その作業を繰り返していたのです。
さらに、インストール実行時にインストール完了せずとも、データベースに内容が書き込まれてしまいます。
そのためデータベース自体も再作成するといった非効率なことを繰り返し、ようやく無事にアップロードが完了する…という流れでした。

そこで、このような非効率な作業を行わずに済むよう、今回は「Concrete5をzipファイルのままアップロードし、サーバー上で解凍する」という方法をご紹介したいと思います。

レンタルサーバー上でzipファイルを解凍する方法としては以下の3つの方法があります。

レンタルサーバー上でZipファイルを解凍するには、
1.SSHやtelnetを利用する
2.サーバーツールのファイルマネージャを利用する
3.解凍スクリプトを利用する
などの方法があります。但し、
・SSHやtelnetは、クライアントソフトを利用しますが、サーバーの設定やコマンド操作などが難しい。
・ファイルマネージャは、通常のブラウザーが利用可能ですが、扱えるファイル容量などに制限がある。
・解凍スクリプトは、通常のブラウザーが利用可能ですが、自分でプログラムを書くかネット上で検索する必要がある。
など、それぞれ難点を抱えています。

レンタルサーバー上でZipファイルを解凍する – ちょっとした忘備録

上記の説明のように、解凍スクリプトをweb上で探して実行してもいいのですが、エックスサーバーはSSH接続が可能なレンタルサーバー。
そこで今回はSSH接続を利用し、unzipコマンドでConcrete5のzipファイルをサーバー上で解凍する手段を試みました。

以下、エックスサーバー上でSSH接続にて、zipファイルを解凍、インストールしていく手順をご説明します。

エックスサーバー管理画面でSSH接続用の秘密鍵/公開鍵を作成する

エックスサーバーのサーバーパネルへログインし、SSH設定の画面へ移動します。

サーバーパネルSSH

まず、SSH接続がONとなり、接続許可されているか確認をしてください。

SSH設定をオン

SSH設定の流れ参考 :  SSH設定 | レンタルサーバー【エックスサーバー】

次に「公開鍵認証用鍵ペアの生成」タブに移動し
パスフレーズを設定したあと、確認画面へ。

公開鍵ペア作成

これでサーバー上に公開鍵が設置され、対応する秘密鍵のダウンロードが自動で始まります。

秘密鍵のDL先は任意の場所でもOKですが
~/.ssh/秘密鍵ファイル.key
というように、ユーザーホーム直下に「.ssh」の名前へ付けたディレクトリを作成し、保管しておくのが一般的です。

設定したパスフレーズはSSH接続する際に必要となるので、忘れないようにメモ。

エックスサーバーでは、XアクセラレータVer.2をONにして高速化を行う

スピードメーター

Concrete5はファイル数も多く、膨大なプログラムが動きます。そのため、速度を保証し、ストレスなく更新していけるようにサーバー設定が大切になります。
そこで可能な限り、「XアクセラレータVer.2」の機能をONにしておきましょう。

Nakata
Nakata
このXアクセラレータVer.2により、静的ファイルがサーバーにキャッシュされ、かつPHPプログラムの高速化が行われることとなります。

これから新規ドメインを追加される方は、ドメイン追加時にXアクセラレータをONにするかの設定ができますので、その際にONにしてください。
同時にSSL設定: https化も行うことができます。

すでにドメインを追加していたり、ドメイン追加時に設定ができなかった方はこちらを参考。

【高速化】エックスサーバーの「Xアクセラレータ」でサックサクに! | デジタルマーケティング専門家/デジタルマーケッター松原潤一のブログ

秘密鍵のパーミッションを600に設定し、SSH接続

sshでアクセス

このままSSH接続してしまうと、パーミッション権限が広すぎる!とターミナルに怒られてしまいます。

そこで、

# chmod 600 秘密鍵ファイル.key

を行い、秘密鍵のパーミッションを600に設定しましょう。

次に、この秘密鍵を用いてエックスサーバーにSSH接続を行います。(公開鍵認証方式)
SSH接続コマンドは…

# ssh -i ~/.ssh/秘密鍵ファイル.key ユーザー名(=サーバーID)@サーバーID.xsrv.jp -p 10022

以下、SSHコマンドオプションの説明と補足。

-i 秘密鍵を選択するオプション。秘密鍵ファイルの場所をパス指定してください。
-p ポート番号指定のオプションです。エックスサーバーは一般的なSSH接続ポートとは異なり、10022番を指定して接続してください。
ユーザー名 エックスサーバーの「サーバーID」。ホスト名(sv***.xserver.jp)の指定でもログインが可能です。

SSH設定 | レンタルサーバー【エックスサーバー】

上記のコマンドを打つと

-bash: 警告: setlocale: LC_CTYPE: ロケールを変更できません (UTF-8): そのようなファイルやディレクトリはありません

と表示されますが、これは無視して大丈夫です。
ユーザー名の部分が[〇〇〇〇.@sv〇〇◯◯ ~]となっていたら、SSHによるログイン成功です。

最新版Concrete5をzipファイルのままサーバーへアップロード

vpsサーバー

一旦コマンドラインから離れ、ブラウザから、最新版のconcrete5ファイルをzip形式にてローカルPCへダウンロードします。

ダウンロード :: concrete5 Japan 日本語公式サイト

ダウンロードしたファイルをzip形式のまま、サーバーへアップロードします。

zipファイルはFTPでアップロードしてもOKですし
Curlコマンドやwgetコマンドでサーバーへ直接ダウンロードしてもOK。
(上記のように、一旦ローカルへ落とさなくても勿論OKです)

【エックスサーバー】SSHで圧縮ファイルをダウンロード&解凍する – ysklog

私はscpコマンドでアップロードしました。

$ scp [オプション] コピー元パス 保存先パス

でターミナルよりアップロード可能です。
オプションは -i で秘密鍵パスを指定、-Pでパスを10022に変更指定すれば良いでしょう。

SCPコマンドでローカルのファイルをサーバにアップ&サーバ上のファイルをDL – Qiita

アップロード先は、該当ドメイン名ディレクトリ直下内にあるpublic_htmlフォルダへzipファイルを置いてください。

SSH接続から、unzipコマンドでサーバー上で解凍する

再びターミナルより、SSH接続をしてエックスサーバーにログインしたあと
該当ドメイン名ディレクトリのpublic_htmlフォルダへcdコマンドにより移動します。

zipファイルがあることを確認したら

# unzip concrete5-◯◯.zip

のコマンドで、サーバー上でConcrete5-zipファイルの解凍を行ってください。

解凍後は、zipファイルはrmコマンドで削除。

concrete5フォルダ中身を該当ドメインのルートディレクトリへ

フォルダ

この状態では、「concrete5-◯◯」という、zipファイルの名前フォルダ内に、Concrete5の中身ファイルが格納されている状態です。

このままインストール作業を進めてしまうと、URLが
ドメイン.com/concrete5-◯◯/
という形になり、フォルダ名でサプディレクトリが生成されてしまいます。

元々このようなサブディレクトリ形式での運用を想定しており、サブディレクトリ内にConcrete5を置きたいという場合には、単にフォルダ名を希望のサブディレクトリ名へ変更するだけでOK。

そうではなく、ルートディレクトリにConcrete5を設置したい場合は
FTPもしくはmvコマンドを利用して、Concrete5の中身のみをフォルダ名「Concrete5-◯◯」と同じ階層に全て移動させてください。(1つ上の階層)

その後、「concrete5-◯◯」という名前のフォルダは、中身が空であることを確認して、削除してしまって大丈夫です。

以上で完了です!

Concrete5を設置した場所へブラウザからアクセスし、Concrete5のインストール作業を通常通り進めていけば、無事にインストール完了となります。

concrete5インストールスタート画面

おつかれさまでした!

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カテゴリー: concrete CMS タグ: concrete5, ssh, xアクセラレータ, エックスサーバー

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東京都にて活動しています、30代フリーランスのSEOコンサルタント兼Webディレクターです。Marketing Engineerを目指して色々勉強と挑戦中。

サイト制作では、SEOを考慮したサイト設計から、PR・プレスリリースを含めた幅広いWebマーケティングの提案・代行まで。
Google AnalyticsやSearch Console等のアクセスデータやログからの各種分析も行っています。

新規事業のご相談をいただくことも多く、No-Codeを用いた仮説検証・テストマーケティングもお引き受けしています。

【経歴】
神戸大学法学部卒→政府系金融機関。その後、大阪のインバウンド向け広告代理店に勤務した後、2014年4月から個人事業主として活動開始。
約5年間にわたり、旅行・観光のプランニング&手配代行サービスサイトを自身で設立。数名にてスモールビジネスとして運営しておりました。

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